エピオルニス

エピオルニス

  • エピオルニス1800年代前半に絶滅したと考えられるエピオルニスは森林の中の開けた場所で群れで生活していた、彼らはその恐ろしげな風貌とは裏腹に、イチゴ類や草の根、木の葉や小枝などを食べる植物食性の鳥であった、長い首を生かして地面近くから高い梢まで、彼らは広い範囲で植物を得る事が出来た、そして湿地や沼に出かけていっては水を飲み、ついでに水辺に生えている柔らかな植物も食べた。
    卵は森の中の水辺の砂っぽい地面に産み落とされた、殻の厚さが3mmもあるのだから、マングースなどには齧れない、そんな安全な卵だったから、親鳥はおそらく何の保護もしなかったのだろう、放っておくだけで太陽の熱で孵ったのに違いない。
    アラビア人が探検にくるよりももっと昔のこと、紀元前2000年から1000年ごろポリネシア系の人々がマダガスカルに移住してきたと言われる、天国のように島に人間が始めて渡ってきたのだ、人間は森を切り開きエピオルニスを襲って食べ、その卵もご馳走したのだろう、その巨体で生きることはかなり微妙なバランスの上で立っていたに違いない、わずかな環境の変化が彼らをどんどん少なくしたのだろう、水辺の砂っぽいところから、その巨大な卵がたくさん発見される、だがどれも孵った形跡がない、親鳥も雛も、そして卵も全て死んでしまったのだ。
    1848年、マダガスカルへ向けて出発したフランスの軍艦の船医ジョリフは日記にこう記している、「友人デュマレルが語ったこところでは、少し前のこと、島の北西部にあるレバン港でとてつもなく大きな卵の殻を見たという、卵はジャングルで見つけたもので、このボトル13本分(約15リットル)が入った、卵はジャングルで見つけたもので、このような卵は極々稀にしか見つからないし、この卵を産む鳥の姿は更に一層稀にしか見られないということであった」
    1993年3月、西オーストラリア州はパースの北約200kmの海岸で、3人の子供が周囲長80cmの巨大な卵を見つけた、オーストラリア核化学技術庁の報告によれば、その卵は2000年前のものであり、エピオルニスの1種のものに間違いないという、


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