オジロヌー

オジロヌー

  • オジロヌーアフリカ南部の木の多い丘陵地の草原に群れで生活する、オスは直径が150mから500mほどある縄張りを作って、ふつう5頭から10頭、ときには30頭ものメスとその子供を従えている、イネ科の草が主食で、東アフリカに分布しているオグロヌーのように季節的な長距離移動は行わない、若いオスは群れから追い出されるが成長すると群れを乗っ取るために群れに近づき、その群れのボスに挑戦する、発情は2月から3月で、8ヶ月から8ヵ月半の妊娠期間の後に1子を出産する、子供は生まれて数分すると、もう一人で立ち上がろうとする、メスは1年半から2年と3ヶ月くらいで性成熟するが、オスは3年を要する、そして4歳から5歳になるとオスは縄張りを作り始める、飼育下での寿命は20年の記録がある。
    かつては南アフリカ一帯に広く分布していた、だがブルーバックやクァッガなどと同じく、ヨーロッパからの移民がやってきたのと同時に数が減り始めた、ただ姿が牛に似て頑丈だったためか、あまり毛皮を目的としては狩猟されなかったようだ、その分オジロヌーは野生で長生きしていたのだろう、だが家畜が広大な牧場に放たれるようになって、水場と食べ物を失った。
    心ある人々が気づいたとき、野生のオジロヌーは姿を消していた、ところが彼らは半野生状態で残っていた、その地方の広大な牧場、特にレソトの西方のグリクアランド・ウエストにあったデ・ビアーズ会社の牧場に住み着いていたのだ、これが厳重に保護された結果、どうやら絶滅は免れるだろうという数にまで増加した、現在は3500頭以上にもなり、アフリカ以外のいくつかの動物園で飼育されている、わが国でも伊豆半島にある伊豆バイオパークなどで本種が飼育された、野生のものは20世紀前半に絶滅している。


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